茨木のり子さん

おんなのことば


詩人の茨木のり子さんが亡くなられた。
女性でこの方の詩を知らないひとはないのではなかろうか?教科書にも採用されている。

小さな出版社社である童話屋さんが特別に許可を得て各詩集から集めさせてもらったアンソロジー『おんなのことば』で代表的な詩が読めますよ。

自分の感受性くらい
見えない配達夫
女の子のマーチ
子供時代
娘たち
みずうみ
待つ
さくら
六月
わたしが一番きれいだったとき〔ほか〕

                                                                                                                                        • -

新婚でアメリカに旅立つ長女に贈ったものである。覚えてますか?たまには開いてみてください。水やりを怠ってはいませんか?

やっぱり代表的なのは冒頭の「自分の感受性ぐらい」だろうか?「自分の感受性ぐらい 自分で守れ ばかものよ」の三行は、猫の額ガーデンでよく思い出す痛烈で、真っ当なフレーズ。何度読んでもどきりとする。「大男のための子守唄」もいい。