カンヌ映画祭作品07『「殯(もがり)の森」』
ビデオ取りしていた河瀬直美監督作品を見た。
偶然にも昨日訪れたグループホームの奈良バージョンみたいな半分は認知症の施設シーンからなっていてとてもリアリティーがあった.何でも百聞は一見にしかずである。
河瀬監督には実際にお出合いしてお話ししたこともある。
カンヌ審査員が好みそうなテーマだ。楢山節考にも通じる死がテーマ。
33回忌で喪が明け、仏様になられるんですよとお坊さんに諭される認知症のシゲキには若くしてなくなった妻がいた。
ラストにこう書かれていた。
殯 敬う人の死を惜しみしのぶ時間の事 また、その場所の意
語源に「喪あがり」喪があける意、か。
これからも奈良で介護、子育て生活をしなが自分のテーマを執拗に撮り続けている河瀬監督に期待している。
http://www.mogarinomori.com/news.html
このビデオを何で見たか?
ホームシアターに籠ってみたんです。
ミニシアター化したわが奥の一室。
ウチにはデジタ液晶画面テレビはありませんが、
いかなるデジタル大画面もアナログ大画面には叶わないだろうと深窓氏自慢の業務用プジェクター!
画面は150×130
夫が見る時間帯と私のその時間帯をわけて、お互いに見たいものを見たいときに見ている。
おかげでいまで家庭用テレビ画面ではあまり楽しめなかったビデオでもこれで見るとけっこういけるし、音響もステレオなので迫力あり、夫婦でハマっています。
お正月に子どもたちも見てこれはいいといっていた。