介護グループホーム訪問
*車窓から見えた西山の雪 国立京都博物館の建物越し
昨日は認知症のため入所して1年半を過ぎた長姉を見舞う為に夫の次姉に同行してF市まで行って来た。
本人から言えば実家の跡取り弟嫁の立場が私なのであります(笑)
*京都駅地下のカフェ 次姉M代さんのバック(神戸)
私はダウンコート、M代さんは本物のファーにて重装備。
湖西線の車窓から比良山系の山々は雪をいただき朝日に輝いている。
湖面には朝もやがかかる伊吹山や湖東山系も素晴らしい。
お昼前にグループホームにタクシーで到着。
北陸にしては珍しいほどの快晴。
事前に連絡をしておいたのでスタッフが出迎えて下さり、
81歳のY子さんとのご対面は1年ぶり。
入所当時、次姉といって見たときよりも笑顔が出るようになっていた。
自分の個室を嬉々として案内して、窓辺からの風景を説明してくれる。
自分の居場所を受け入れられるようになって来たのであろうか?
当初はちょうどウチのお孫ちゃんのジョージ君の保育所入園は3歳児入所だった為、少し適応するのに暇がいったのと同じことかもしれない。
孫も老人も急激な環境の変化は大変だったはず。
この施設に入ることによって、認知症の進行が少し遅くなっているのではないだろうか?
息子夫婦と庭を隔てて同居別居していた時には、側に家族がいるもののヘルパーさんとの会話があるのみで刺激のない単調な生活が常。
食べては寝ていることが多くなリ足腰も弱って来ていたそうだ。
命がある限り本人の生活能力を出来る限り引き出してもらえるグループホームの現状をかいま見て(3時間滞在)色々参考になった。
もとセンセイのTさんと仲良しなんだそうだ。
「このひとTさん、もとセンセイ!」と紹介してくれる顔が自慢げなのが、可愛い。
その時々の会話は成り立ちユーモアもあって楽しくおしゃべりもできる@上出来。
でも後では、私たちの来訪はすっかり記憶の彼方であろうが。。。。
*左Y子姉(81歳) 中@件のTセンセイ 右 M代次姉(73歳)
Y子ももっとお寄りの手を引いてあげるときもあるのだ!
皆さんとの旅行時の写真が廊下に貼ってあった。
スタッフが街に買物に行くワゴン車にのって一緒に連れてもらってお買い物したり、
時にはヘヤーカットにもいくらしい。
「ようしてくれはるのでうれしい」と何度も私たちにいってくれるY子長姉。
不満なことばを聴くよりもどんなにうれしかったことか。
もしこれを在宅でするとなると。。。。
だれが担う? 嫁、娘、リタイヤー後の息子??
現実としてそれが出来る状況には各家庭はないであろう。
含み資産としての介護要因@女性にしわ寄せがいくではないか!
共同保育所@働く親をサポートと同じく共同託老所は絶対に必要。
日本ではそれがまだまだ不足しているし、施設のレベルももんだいであろう。
ちいちいぱっぱ、ちいぱっぱ。
いろんな問題があろうが、少なくとも私が今回訪れたグループホームは悪くはなかった。
もう親はいないが親を預かってもらってもいいかと思えたし、
自分が将来入所させてもらってもいいと思える処だった。
そういうところが増えれば、
若いもんは頑張って働き、そして週末には訪れてあげようと思えるのではなかろうか?
嫌なところに入れていると思われると足は遠のく。
施設の経営やスタッフの待遇等内部的には色々問題はあるのだろうが、
いい施設に思えて感謝しておいとましたことだった。
今回は一面的な処しか見ていないかもしれません。
でもあんなところはいやだ〜って処だってあるはず。
ここはY子長姉の息子夫婦もおかげで安心して預けているとのことだった。