老後の住い@グループホーム in 北陸

ake1492006-09-22

この春にも見舞った夫の長姉の様子を見るために次姉のお伴でサンダーバードにのって北陸路を日帰りで行って来た。
春には一泊で片山津温泉に連れ出したのだが、その1カ月後には介護グループホームに入所したとの連絡があった。

あのとき連れて行ってあげておいてよかったねと言い合ったことだった。

京都育ちの長姉は義兄の仕事の関係で長く広島の官舎住いをして3人の男の子を育てた。

深窓氏の3人姉弟は、次姉と末っ子の深窓氏は、彼らが育った左京区に住みつづけているのだが、長姉だけは広島、そして、つれ合いの定年後は義兄の郷里の北陸にある先祖が遺した土地に瀟洒な終の住処を建てて、一足先に戻っていた長男ファミリーの側に住みはじめた。
そして、20年。義兄は生まれ故郷に錦を飾る帰郷だったのだが。。。しかし、長姉にとっては還暦過ぎてからの新しい土地。友だちは出来なかったようだ。
それに慣れない北陸の冬は辛かったらしい。鬱からやがて。。。。。5年前に義兄が旅立った頃から認知症の症状が顕著に出て来た。それでもヘルパーさんの助けを借りながら長男夫婦の側の家で何とか生活していのだが、このたびグループホームに入所。それでどういう生活なのかをこの眼で確かめたいこともあって次姉とふたりで見舞って来たのだった。

そのホームは綺麗な新しい小さな施設で、自宅から車で10分余りのところにあった。


個室を与えられて、18人のお年寄りが暮らすグループホーム
家から持ち込んだらしい義父、青陽の秋の絵が掛けてあったのがうれしかった。

いい洋服に着替えさせてあげて、髪も整えてあげて外にランチに連れ出したらとてもうれしそうだった。
義理ながら結婚以来35年近くのお付き合い。
若い頃にはいろいろあったのだが、長年経つと情がうつるというか、自然に手が出る不思議!
80歳なのでこのようなものかとも思われる。上品な婦人であることは以前と変わりがない。
いま彼女の自分に対する認知は、娘だった頃の京都時代にタイムスリップしているとホームのスタッフの弁。
一番いい時代だったのかしら?
自分の部屋にお客さんが来ているからお茶菓子を運んで欲しいと指示している主婦感覚がうれしくも哀しい習性。

ホテルのレストランにて。
お土産の和菓子のパッケージが綺麗だったのでうれしそう!