顔見世

藤十郎

夫と連れ立って顔見世に行くようになったのは5年前からぐらいかしら?要は老親を見送り、子どもが自立して、二人だけの暮らしになってからだ。心置きなく夜の顔見世に行くのは楽しい。昨夕は早い目に家を出て祇園石段下からブラブラ。井澤屋で夫は羽織りの紐、私はセールになっていた帯締め帯揚げを買う。

もう總見の日は終わったはずだが、桟敷には舞妓さんが15名と芸妓さんが5名ほど並んで華やかなこと。口上の舞台も新藤十郎にちなんだ藤のしつらえが華やかだった。 演目は昼の部の方がよかったかもしれない?口上はもう一つ迫力がなく盛り上がらなかった??

若い菊之助の綺麗なこと。役者狂いものだ!「双蝶々曲輪日記 引窓」の扇雀の女房役が凛としてよかった。藤十郎の八重垣姫狐火人形振りはさすがの藝!!長男の翫雀の人形遣もよく頑張って父を支えていた。

私は新調した紅型堰き出し京小紋。ちょっと華やかすぎるかと思ったが、地色はグレーで小さな総柄小紋なのでこれぐらいはもう少しの間着られるかな?夫は深いグリーンのつむぎのアンサンブル。
ヘヤーも今日はMBSの番審&忘年会が大阪北新地であるので、綺麗に結い上げてもらったら、着物姿がよく見えるのでうれしかった。最近は何か大きなイベント時にはぜいたくかもしれないが結ってもらうことにしている。http://blog.goo.ne.jp/ake149