ボージョレー ヌーヴォー

ワイン


午前中に京都シネマで『クレールの刺繍』を観た。昨日はレディースデー割引で、キュートなキャメロン・ディアスが好演している『in her shose』を観た。どちらも、あんまり賢いとはいえない若い女性が主人公。

『in her shoes』はシャーリー・マクレーンが出ていたから引き締まっていい映画になったが、彼女がいなければさあどうだっただろうか?いままでよくある家族関係がぎくしゃくする際におばあちゃんが味のある役割をするあの役をマクレーンが演じている。

おバカな娘にも当然いいところがあって、誰か近くにちゃんとした大人がいれば、その子はちゃんとやって行こうと思えるものだ。もう私なんか、そういう歳なのだから、ちゃんとした大人として若いひとの近くで何らかの知恵をもった、力になれるオトナでありたいと思った。

クレールの刺繍』はとてもよかった。http://www.cqn.co.jp/claire/
刺繍という手仕事があったから救われた。ラクロアからも依頼があるような刺繍職人の作品がすばらしい。いくら悔やんでも取り返しのつかない失敗を親には打ち明けず、刺繍職人の「オトナ」によって救い救われる関係が芽生えることによって、しぶとく耐え忍び、いわゆる未婚の母としてこれから刺繍をやっていける自信がつく。幼なじみの男の子となごんだ関係になって彼女に少し明るい光があたる。「オトナ」はそれを受けとめ、微笑む。その後、彼女は『匿名出産」をやめて産む決意する。
*ここでも書いてます   http://blog.livedoor.jp/ake149/  
*≪匿名出産≫産みの親が子供の出生を届け出ず親権を放棄するフランスの合法出産制度。


ランチは京都シネマの入っているcoconビル1階のフランスカフェ。今日はワイン解禁日だからと私のお気に入りのルイ・テットを薦められたが、家に帰れば今夜飲めるからと断った。
午後の京都市の会議は京都の観光と保存などのテーマで盛り上がった。
11月はもう京都に観光にはもう来て欲しくないほど、いっぱい来て頂けるが、底冷えのする2月に何か仕掛けられないかなどと観光業者は言うらしいが、それは矛盾しているという意見。だれだって、いい季節に行きたいものだ。京都のキャパは大きくないのだから、それに見合ったことしかできない。それが保存にためにもいいのだ!などなど・・・。