『カンバセーションズ』

ake1492007-02-25


もしも、別れた恋人と10年ぶりに出会ったら。。。
ヘレナ・ボナム=カーター 新たな代表作!

キャスト
彼女:ヘレナ・ボナム=カーター
彼:アーロン・エッカート

イギリス女優では80年代に『眺めのいい部屋』、90年代に『鳩の翼』のヒロインを演じたヘレナ・ボナム=カーターが私は好き。
「大人の女性を主人公にした映画がないとハリウッドに不満を抱いていた彼女が、脚本を一読するなり「瞬く間に恋に落ちて、出演を決めた」と言う等身大の女性像が描かれているということで京都シネマで見ました(上映中)

「昔の彼と昔の彼女の ほろ苦くて甘いカンバセーションズ
友人の結婚式にロンドンからやって来た彼女。
マンハッタンのクラシックなホテルで
すべてが想い出になったと思っていたのに、止まっていた時計の針が動き出す。
初めは互いにクールな態度で、ぎこちない会話。やがて心の中の探り合い」



「彼女の視線と彼の視線。今の二人と、かつての二人。口をついて出た言葉と本当の気持ち…。さまざまな二つの瞬間が、スクリーンに同時に映し出されることによって、観る者はより二人の心情に寄り添い、親密な時を共に過ごすことになります』(映画サイトより引用)

“秀逸なアイデア、素晴らしい効果!”(ELLE誌)と絶賛された「デュアル・フレーム手法」で綴られる本作に拍手を送りたい。

http://www.eiga.com/buzz/070130/09.shtml

でっぱなしの舞台のようにカメラが回り続け、彼女と彼の動きと表情を見事に捉えます。
ストーリーはこの際、重要ではない、別れた恋人同士が10年ぶりに出会ったという事実だけ。
元カレ元カノは、どう動き出すのか?!
最高の映画手法を考えた監督(男性)と脚本(女性)のコラボは成功していました。


『カンバセーションズ』
スタッフ
監督:ハンス・カノーサ
脚本:ガブリエル・ゼヴィン

主題歌:カーラ・ブルーニ
(V2 Records/Columbia Music)


2005年/アメリカ映画/84分/字幕翻訳:古田由紀子
配給:松竹