「マッチポイント」ウディ アレン

梅田ガーデンシネマで、拠点をロンドンに移したウディ アレンの最新作『マッチポイント』.面白かったです。ニューヨークというか、アメリカに見切りを付けた彼が、描くイギリス。
ロンドンの上流社会に入ったアイルランド出身のテニスプレイヤー男性と女優志望のアメリカ女を主役にして
皮肉に満ちて描く男女のよくありそうなドタバタというか、陳腐なドラマ。

アメリカ批判を織り交ぜ、それに何とも痛かったのは、「人生は運しだい」という見方!
ラストには大笑い。皮肉はいつもながら良く効いて面白い.
マッチポイントというタイトルも言い得て妙なリでしたね.
映画館で大人の笑いが起こるあの雰囲気もガーデンシネマの観客ならこそ!


準主役は品がロンドンの上流家庭のゆとりある人生って、良いものですね。
育ちの良さ、いいパパママに育った息子と娘の感じがよく演じられてました。
それに絡む上昇志向の男女が。。。。。
アメリカ俳優よりもイギリス俳優好きな私にはうれしいキャスティングでした!!

オペラ好きさんにも喜ばれるモノで、ロンドンの劇場もふんだんに出て来て、
有名なアリアもバックグランドミュージックになっておりますよ。