お盆のお飾り

はす

昨夕お仏壇をお盆お飾りにしました。


お正月とお盆には、この疏水ベリの家に来て以来一度も他所で過ごしたことはない。
つまり結婚35年、ここにへばりついて暮らしているのです。

どういう夏の暮らしであるかは、昨日掲載された京都新聞のコラムに書いてます。
数日後に電子板にアップされるのでまた読んでください。


結婚の2年前に日本画家だった義父が亡くなり故人になっていたため、
若干22歳の若嫁は義母とともに新仏を守り、墓掃除をこなして来た。


赤煉瓦のある日本海側の実家に子どもたちを連れて帰ってはいるが、
( 父63歳、翌年死去.母56歳 疏水ベリのわが家に義母の喜寿祝会で、来訪の両親)


年末、元旦は疏水ベリの家で過ごし、夏休みにもお盆はこの疏水ベリで過ごしている。

大文字の送り火ある16日は朝にお供物を近くのお寺に納めて、その足で銀閣寺まで。
門前で護摩木に両家の先祖の名前を書いてお供えし、その護摩木は夜8時の点火とともに
送り火の火となって精霊をお送りするのです。

こういうことが次世代孫世代に自然におおらかにつづいて行って欲しいと思うようになって来た、私もお年頃です(笑)


ふたりの娘家族はそれぞれ今、夏休暇で他所に行っているが、
16日の送り火の日には京都に戻って来る。
(関東の方は、大文字「送り火」を大文字「焼」と言い間違えられるのですが、それはやめてください!)



お盆に戻っておられた精霊をお送りするのが、五山の送り火で、
その代表格がウチの裏山(笑)の如意ヶ岳=大文字山なのです。

ウチの子らは地元の小学校に通っていたので、月1回は大文字登山の日がありました。
それぞれの学年に応じたコースから登っていたようで、彼らには裏山なのですね。