認知症の映画「折り梅」のモデル、小菅マサ子さん死去

ake1492006-10-24

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認知症にかかりながら絵を描き続け、映画「折り梅」のモデルになった小菅マサ子(こすが・まさこ)さんが22日、愛知県豊明市の病院で急性呼吸不全で亡くなった。90歳。

94年に腰骨を折って入院したときに認知症と診断され、リハビリで近くのアトリエに通って絵を始めた。同居していた行男さんの妻もと子さん(54)が、絵を描くことで家族と心を通わせるようになっていく様子を本にまとめた。それが映画監督松井久子さんの目にとまり、02年に映画化された。

02年に軽い脳梗塞(こうそく)にかかるまで8年間、油絵を描き続けた。もと子さんは「母は絵筆を執るのは初めてだったが、ヘルパーなど地域の人たちの支えで描き続けることができた。描いている間は病気の進行も遅かったようです」と話した。
  2006年10月23日22時06分 asahi com より
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松井久子監督作品「ユキエ」も含めて、シネマ&トークのテーマとしてこの作品を上映して数回講演させていただきました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

http://www.oriume.com/ 参照
[・・・普通のお年寄りや痴呆の人に限らず、中年の人だって男性だって女性だって若者だって、それこそ子供だって同じだと思いますが、誰でも「私はこういう人よ」という存在証明をしたいんだと思います。その存在証明が彼女の場合「絵」という形で取り上げられて、そういう彼女自身のメッセージがあるから周りの人との関係も出来るんだよという、その点が非常に胸をうちましたね。・・・』 (堀田力氏と松井久子監督の対談から - 対談の全部を「特集」でご紹介しています。)
今も元気に絵を描き続けているマサ子さんの作品群をご覧ください ]

http://www.eonet.ne.jp/~umetaka/koen.html