[せつかつ]地蔵盆

ake1492006-08-20

京都の夏の終わりを告げる伝統行事は地蔵盆です。
これが終わると朝夕は涼しくなり、子どもたちは宿題の仕上げに掛かります。

地蔵信仰そのものは平安末期からあり、中世には民間信仰となっていました。
子どもが親より早く死ぬことを逆縁と謂い、親不孝とされました。
子どもこそ哀れなのですが、賽の河原で石を積んで幼死したことを父母に詫びます。
すると鬼がやってきて折角積んだ石塔を崩し、子どもを虐めます。
その子どもをお地蔵様が庇って下さるというのです。


今年はウチの町内の副会長が当っているので昨日は一日中ご奉仕でした。
若い方々はお供えのお膳の料理が苦手そうなので私がお供えさせていただきました。

ウチの子らが育った頃は団塊ジュニアたちの子どもがいっぱいで、
若い親たちは張り切って子どもたちと地蔵盆や運動会を楽しんだものでしたが。。。。

ウチお地蔵さんの対象となる子ども(乳幼児、小中学生)は、15名。
そのうち遊びに来てくれたのは5名だけで、お世話役の大人の方が手持ち無沙汰のさびしいものでした、

少子高齢化はこういう地域の行事に端的に反映されます。
来月の敬老の日には伝統的にお祝い品を役員が70歳以上の方にお届けするのですが、
その対象となる70歳以上の方は、66名おられるのです。93世帯の町内で、ですよ!