入浴料金はどこで決められの?今、何円でしょうか?

毎年この暑い時期に開催される「公衆浴場入浴料金協議会」。私はこの委員を10年来やっている。平たく言えばお風呂屋さんの入浴料金を決める会議。
戦後、物価を安定させるために設けられた法律=物価統制令によって、知事の諮問機関として同委員会が毎年夏に招集されるので、私たちは『七夕委員会」と言っている。府の事務方がデータと資料を提出して、次年度の料金を据え置くか値上げするか協議される。そして、その結果を知事に答申する。

京都府の現行料金は370円。原油価格の高騰により値上げが決定した大阪府は390円、東京は430円。
本日2日に亘っての協議が終了し、後日知事に答申することになり、私も知事室に同行し答申。その後記者発表が行われる。
高齢化と内風呂(自宅の風呂)の普及によりお風呂屋さんが廃業がつづいている。それでも京都市内は学生街の左京区と花街の東山区を中心に公衆浴場は存続し地域に欠くことができないものとなっている。